受動意識仮説とニューラルネットワークについて~努力と才能~

生きる上でのノウハウ

どうもこじらです。

「努力と才能」というテーマについて、これまでに色々な記事を書いてきましたが、今から1年ほど前に学んだ受動意識仮説のおかげで脳の仕組みについての理解が深まり、「努力と才能」というテーマについてもある程度理解が進んだ気がしています。

が、なかなか記事を書くタイミングがなく今に至ります🤗

今回は、時間に余裕が出てきたのでこの辺を記事にして言語化しようと思います。

ヒトの脳の仕組み

「努力と才能」を題材として扱う場合、ヒトの脳の仕組みについて学び、物事を細分化して、より科学的に考えることが重要だと私は考えています。

スポーツで見た場合、一口に「才能」と言っても才能になり得る要素は、身長、骨格、運動神経、スポーツIQ、勘の鋭さなど多岐に渡りますが、やはり身体を動かすための命令を出している器官が脳である以上、脳の仕組みについて考えるのが最もコスパ、タイパが良いと言えます。

てか、身長、骨格は違いますが、運動神経、スポーツIQ、勘の良さはすべて頭の良さの範疇のスキルですもんね。

 

日本語で「分かる」に「分(ける)」という漢字を使うように、物事を理解するためには物事を細分化して詳細に考えていく必要があります。

頭の良さを細分化すると、運動神経、スポーツIQ、勘の良さが存在しているように、ヒトの脳の仕組みを科学的に細分化すれば、もっと色んなことが分かってきます。そして、「努力と才能」についても理解を深めることができると私は考えています。

 

受動意識仮説とは

前置きが少し長くなりましたが、ここからが受動意識仮説についての話です。

 

受動意識仮説がどういうものかざっくり言うと、「自分自身を動かしているのは、意識を持った自分かと思ってたら、そうじゃないっぽいぞ!?」って感じの説です。

あなたはあなただけど、あなたじゃないって感じです。(多分余計意味わからない。)

意識を持ったあなたは、今何かしらの目的や意図があってこの記事を読んでいるのかと思いますが、その目的や意図はあなた自身の目的や意図ではないんです。(うーん何言ってんだろう。)

 

まぁ、この記事を読んでもらえればなんとなく何を言ってるのか分かってもらえると思いますw

ちなみに、この説の実験方法等のアカデミックな部分の話はこの記事では一切触れません。使ってる単語は用語ではないのでちゃんと学びたい人は然るべき場所で学んでください。実験方法については、調べてみると結構面白いのでこの記事の「参考記事」の章から追ってみると色々楽しめると思います。

認知してから実行するまでのフロー

受動意識仮説を理解する上では、まずヒトがどういったフローで物事を実行しているかを整理する必要があります。

ここでいう「物事の実行」は少し分かりづらい表現ですが、「箸を動かす」でも「スマホを持つ」でも何でもよく、ヒトが行動を起こしたらすべてこれに該当します。

 

最近私が車の免許を取得したので、車の運転を例にしますw

免許取得時、「運転は、認知→判断→操作の一連の流れの繰り返しによって成り立っている。」と教えられます。

周囲の状況を認知し、認知した情報から判断を行い、判断した結果を操作に反映させる、というフローを表現しています。まぁ、「当然のことじゃん」って思う人も多そうですが、当然のことを明確に把握することが大切な訳です。

 

この運転における操作が、上記の「物事の実行」に該当します。

そして、運転における操作以外の「物事の実行」においても、必ず認知→判断のフローが存在しています。

箸を動かすとき、掴む対象を確認して、どう掴もうか考えてから箸を動かしています。

スマホを持つとき、スマホの位置を確認してどう持とうか考えてからスマホを持っています。

 

このようにヒトは、運転で言うところの認知→判断→操作のフローを常にぐるぐると回しながら行動し生きているんです。

これまで考えられていたフローと受動意識仮説のフロー

上記の「認知→判断→実行(操作)」のフローは、ヒトが意識的に行っているものだと考えられていました。

(というか、現在進行形で「一般的にはこう考えられている」の方が正しいか🤔)

↓図にするとこんな感じですね。

一般的な意思決定フロー

 

しかし、これは受動意識仮説では誤りです。

あなたが意識的に行ってると思っているものは、意識的には行っていないみたいなんですよね。

どうやらヒトの脳には「意識」以外に、「無意識」というものがあるみたいなんです。

↓図にすると以下の通りです。

受動意識仮説におけるフロー

「認知→判断→操作」のフローは、今あなたが視覚、触覚、嗅覚等で体験している意識では行っておらず、無意識という脳のプログラム内で実行されています。

無意識の詳細については後述します。

 

つまり、意思決定や運動はあなたの脳が勝手にやっていて、あなた(意識)はそれを体験させられているだけなんです。

「いやwwうさんくさwwwなにww」って思う人も多いかもしれませんが、この受動意識仮説を1年前に知ってから今日まで、この説が間違っていると感じたことは一度もありません。

私は受動意識仮説においては初心者マークが外れているにも関わらずです。(うるさい)

 

「いやでも、自分の意識で判断して行動してるけど???」って思う人もいるかもしれません。

しかし、受動意識仮説的に、あなた(意識)は判断をしておらず、判断していると錯覚させられているだけみたいです。これは意識・無意識の仕組みや役割を理解するとある程度納得がいきます。

これを裏付ける研究もしっかりあるので興味がある人は深掘りしてみてください。

 

じゃあ意識ってなんで存在してるの?

「無意識が認知から実行までやってるんだったら意識って必要なくない?体験してるだけとか存在意義ある?あなたね、進化ってのは必要な機能だけ残って不要な機能は退化するか他の機能に代替されていくの。どうせあなたエピジェネティクスもウイルス進化説も知らないんでしょ!!?」

と考えているあなたに回答します。

受動意識仮説では、意識は主として記憶を作るために存在しているとされています。

無意識では常に、「認知→判断→実行(操作)」のプロセスが行われていますが、これをそのまま記憶として残すには情報が整理されてなさすぎると、我々ホモ・サピエンスは遠い過去にそう判断したんでしょう。

(その頃はまだホモ・サピエンスとは言えない形体だろうと思いますが。)

 

無意識のカオスな情報から一定まで情報をそぎ落として、”エピソード”として扱った方が少ない記憶容量で効率よく記憶できますし、こうやって記憶させた方が合理的であると言えます。

 

なぜ”エピソード”として扱った方が合理的であるかを以下に示します。

「竹藪から熊が出てきた!危ない!ふざけんな!なんであんな場所から熊が!!もっと平穏に生きたい!!」という体験をした場合を想定します。

熊が竹藪から出てきて危ない目に遭いましたが、今回は運よく生き延びることができました。

 

しかし、次回同じ体験をしたとき、生き延びることができるかは分かりません。

あなたが脳を支配する管理者だとして、どうやってこの危機から身を守りますかね?

 

こういった体験は生きる上でどんどん積み重なっていくため、状況状況に応じて的確に記憶を引っ張り出し、的確に危機を回避することの難易度はどんどん高くなっていきます。

1万件あるデータから1件のデータを抽出するのと、10件あるデータから1件のデータを抽出するのだと10件から抽出した方が簡単ですからね。

 

そのため、記憶を引っ張り出すための”経験の検索”はよりシンプルにすることが求められます。

 

経験の検索をよりシンプルにする方法は色々あるのかもしれませんが、竹藪に関連される”エピソード”としてこの体験を記憶しておくと、とても合理的です。

 

なぜ合理的かというと、竹藪から熊が出てきたので、基本的には竹藪を見たときに熊が出てくる可能性を考慮すれば良いからです。

(まぁこの仕組みによって「想定してなかった」という事態が発生することもある訳ですが。)

そのため、竹藪という視覚刺激から直接、経験を検索でき、特に危機察知というリアルタイム性が要求される場面においてはとてもよく出来た仕組みであると言えます。

 

まぁこんな感じで、我々ホモ・サピエンスという種は、無意識・意識という複雑な仕組みを構築する大変さがありつつも、この仕組みが生存競争に有利と判断したのでしょう。

無意識の仕組み

無意識がどういった仕組みで動いているのかを理解することも、ヒトの脳の仕組みを理解する上では重要であると私は思っています。

 

ニューラルネットワークって聞いたことありますかね?

脳の話になるとよく出てくる単語で、無意識はこのネットワークを使用して意思決定を行っています。

ちなみに、記憶もニューラルネットワークの仕組みを使ってやっているらしいです。

 

↓ニューラルネットワークはこういうやつです。

 

基本ルールはシンプルで、ノード(node)をエッジ(edge)で結ぶ構造となっており、そのエッジを使用してノード同士の情報伝達を行います。

(多分、ノード、エッジという表現をするのは脳科学というより、コンピュータサイエンスのテリトリーだと思います。多分。)

ここで1つ視覚刺激を提示します。

 

いやーえっちですねぇ…。

この画像を見たとき、あなたの脳内の無意識では色んな反応を示します。

色んな反応が見えますが、「えっちだ!」が一番多いようですね。なるほどなるほど。ふむふむ。

この画像を見た瞬間、あなたの意識は「うーんなんかえっちだ…女の人だ…ハートだ…うーんうーん……」と感じています。

そして…

あれ、「えっちだ!」以外が静かになっちゃいましたね。どうしたんでしょう。

あなた(無意識)「えっちだ!えっちだ!えっちだ!えっちだ!!!」

うおおおなんだなんだwww

 

あなた(意識)「………。えっちだ!えっちだ!えっちだ!!」

私(外野)「えっちだ!えっちだ!えっちだ!!」

あなた「あーえっちですね。」

 

こんな感じですww

無意識では刺激を受けるとそれに対する反応を示し、その反応は様々です。大多数で最も人気な反応が一番強くなり、周りのノードは他の反応に同調することがあります。

そして、最も人気な反応が優先してあなたの意識に飛び込んできます

ということは、反応が多様で大多数と言えるほどの反応がない場合、あなたは悩むわけです。

 

このようにして、私たちは常に視覚、聴覚、嗅覚、触覚、平衡感覚等から様々な刺激を受けながらも、無意識がいい感じに取捨選択してくれているので、より良い意思決定をしつつ、意識がパンクせずに済み記憶を保持することができているという訳です。

 

受動意識仮説の補足

意識は無意識の決定をキャンセルできる

ここで補足させてもらいたい面白い話が、「意識は無意識の決定をキャンセルできる」という追加仕様です。

この仕様がヒトに備わっているおかげで、ヒトは理性的に物事を判断することができます。

 

上記の無意識・意識の仕組みだけだと、意識はただ体験させられて記憶を作らされてるだけみたいに扱っていましたが、この仕様によって色々とバランスが取れていてすごいです。

 

↓こんな感じです。

意識は意思決定をすることはできませんが、無意識が下した反応に対して疑問を提示したり、否定したりします。

そのため、この状況だけ切り取って恣意的に表現するとしたら、無意識→感情、意識→論理と捉えることができます。

 

ただ、意識には意思決定の権限はないので、意識が疑問や異議を無意識に対して提示し、再度無意識の中で精査されたうえで、無意識が意思決定をするものだと理解しています。

 

たまに「いや、理屈では分かっているが、感覚的にそうじゃない気がするんだよな…。」みたいなことってありますが、これはいい例だと思います。

意識の疑問や異議に対して、再度無意識の中で精査したけど、やっぱ意思決定が変わらなかったみたいなパターンです。

 

無意識・意識はヒト以外も持っている?

この無意識はヒト以外の原始的な動物も持っていると認識して問題ありません。虫や魚、カエルからネズミまで様々な動物が持っています。

ただ、意識を持っている動物は少なく、意識の機能の優秀さも動物ごとに違うと考えられているみたいです。

 

種が同じでも、個体によっても無意識・意識の差は結構ありそうですよね。ヒトでも繊細な人はニューラルネットワークが複雑でノードが多いパターンが多そうですし。

努力と才能への紐づけ

という感じで、受動意識仮説のざっくりとした説明をさせてもらいました。

じゃあどうやってこれを「努力と才能」というテーマに紐づけるんだと言われると、まぁ直接紐づけるのは難しいですねww

 

ただ、何かしらの失敗、自分の実力を疑う機会があったら、原因を考える際にこの受動意識仮説の考え方はすごく活きてくると思います。

判断や考えが甘かったときは意識によるキャンセルが悪かった、または知識が足りていなかったと反省し、そもそも情報を認知できてなかったときは無意識が拾う情報が偏っていなかったかと疑う。そういった感じで、ケースバイケースで細分化して見直しを行うことにより見直しの精度は上がります。

「努力と才能」について考えなきゃいけないのはもっとその先の話であって、かつその議論は生産性が低いです。

 

まぁ、面白いんですけどね。この議題。

でもそれなら、多分遺伝子検査やったり研究論文漁ったりしたほうが有意義でしょうからね。

 

そういえば、遺伝子検査の「マイコード」って結構前から販売停止になってますよね。再販してくれないかなぁ。

最後雑ですけど、努力と才能について考えるなら脳の仕組み理解しようとした方がいいよって話ですね。

今回はこんな感じで。

 

こじらでした

じゃ

参考文献

外部リンク

【ゆっくり解説】人間に「意識」が存在する本当の理由
意識は幻想か?―「私」の謎を解く受動意識仮説

内部リンク

脳みそのスペック差について~努力と才能~
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