どうもこじらです。
つい先日、商業捕鯨が再開され、北海道でクジラの水揚げがされたらしいですね。実はこれ、ものすごい深い意味があるニュースなんですよ。
あ、時事ネタを扱うブログに転向したわけじゃないですからねw
安心してください、今回も私の主観による批判がメインですw
日本の捕鯨の大まかな歴史
日本の捕鯨の歴史は縄文時代に始まりました。
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20世紀にIWC(国際捕鯨委員会)に加盟しました。
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そしたら、捕鯨が禁止されました。
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去年の12月、IWCを脱退すると表明しました。
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捕鯨しました。←今ココ!
日本では縄文時代から捕鯨が行われているのに、近代になって頭がおかしい国々に振り回されてきたというのがざっくりとした日本の捕鯨の歴史です。
アメリカの捕鯨
上で頭がおかしい国々と言いましたが、その国の1つがアメリカです。
ペリー来航の本当の意図って知ってますか?まぁこれも諸説あるし、もちろん理由は一つではないと思いますが、アメリカは捕鯨のための最寄りの港が欲しくて日本に通商条約を結ばせようとしたと言われています。そこから日本の捕鯨の歴史が大きくかき乱されていったと言っても過言ではないと思います。
アメリカの捕鯨の目的
アメリカが太平洋を横断してまで捕鯨をしたかった理由は、クジラの油が欲しかったからです。鯨油ってやつですね。
鯨油はろうそく、潤滑油、化粧品など、他にも色々な用途があり、需要が高く、主に北部の州で捕鯨がさかんだったと言われています。彼らは食べる目的ではなく、油を取るのが目的で捕鯨を続けました。身を食べることはなく、油だけとってクジラの死骸はその辺に捨てていたとみられています。
日本まで来るくらい遠洋まで出向いて獲ってましたし、重いしでかいし、クジラを生で食べる文化はないしで、まぁほとんど捨てていたと考えるのが自然でしょうね。それに、今のアメリカでクジラを食べる文化が根付いていないということも、当時のアメリカ人がクジラを食べていなかったことの裏付けと言える気がします。
その後、安くて便利な石油が世に広まることによって、鯨油の価値は大きく下がり、アメリカでの捕鯨は減っていきました。
これだけなら「あー大変な歴史があったんだねー」で話が済むんですが、問題はここからです。アメリカはクジラの命を粗末にしてきたのに、近年では反捕鯨国の一つとなっています。いやもう、一貫性がなさすぎてしんどいですww
IWCの発足
IWCは1946年に発足したらしいです。この国際機関の目的は
- クジラを取り過ぎないようにみんなで調節しよう!
- クジラの研究をしよう!
- クジラに関する技術を共有しよう!
って感じです。うん、いい機関ですね。日本もたんぱく源をクジラ肉に頼って乱獲してた時期があるみたいですから、この機関に加入したことはとても良い心がけだったと言えるでしょう。
IWCの変化
その後この機関は、なぜか捕鯨をしない国々に乗っ取られていきますww意味が分かりませんねwwクジラの捕獲量を調節して研究して技術を共有する機関に、捕鯨しない国がいるんですよwしかもいっぱいw
いるだけならまだいいですが、彼らは捕鯨を禁止してきますwwで、捕鯨していた国々が彼らに押されて捕鯨禁止の方向に向かいますwwwいやもうどういうことだよwwww
まぁ、そんなこんなで、反捕鯨派が勢力を増し、IWCは当初の目的を失い捕鯨を禁止する機関になっていたとさw
反捕鯨国の批判内容
反捕鯨国が捕鯨に反対している理由って、ほとんどが「なんかかわいそうだから(こなみ)」なんですよね。これらの国々に共通で言えるのは、クジラの文化がない、もしくはさかんでないことです。
自分達に不利益が及ばないから、「なんかかわいそう」で批判ができてしまうんですよね。
ある日突然「牛肉食べちゃダメ!」って言われたら、普段から牛肉をよく食べている日本では大反発を受けると思います。でも、「アザラシ食べちゃダメ!」って言われても、アザラシを食べる文化がない日本では、「あぁ、そっすかwまぁアザラシ可愛いし、別にいいんじゃん?w」って感覚になりますよね。まじでそれなんです。
つまり、
- クジラには利用価値がほとんどないから
- 元からクジラの文化がないから
- なんかかわいそうだから
という理由で日本含む捕鯨国は世界から批判されまくってきた訳なんですよ。
オーストラリアの価値観
今度はガチ反捕鯨国のオーストラリアの話を少ししていこうと思います。
オーストラリアはシーシェパードが一時期話題になりましたし、反捕鯨運動がさかんなことで有名です。ただ、その裏ではカンガルーなどの野生動物が大量虐殺されています。「クジラは絶対殺しちゃダメ!でもカンガルーは殺す!」というとんでもない主張をしています。
しかし、日本にとっては害がなく「かわいそう」と思えるカンガルーも、オーストラリアでは事情が違います。農作物を荒らしたり、人に襲い掛かったり、数が増えすぎて生態系が壊れたりと、近隣のオーストラリア人からすると結構迷惑な動物なんです。
その事情を知った場合、カンガルーを大量虐殺しているといっても、全てを否定することはできなくなりますよね。日本でも同じような状況になったら、大量虐殺が始まるでしょうから。
ちょっとまとめ
まぁ、何が言いたいかというと、その国にはその国の生態系があって、そこで暮らしている動物との利害関係を相違なく認識しているのはその国の人間だけです。だから、何も知らない他の地域の人間が文句なんか言うなよってことを言いたいです。文句を言う気持ちは分かりますけど。
どの国でも動物の命は粗末に扱われています。みんなごはん食べたいですし、死にたくないです。そのため、同じ人間である以上動物を殺すことは認めざるを得ないことだと思います。
ただ、人間が損失を被らないために動物を殺すことを容認したとしても、人間が利益を得るためだけに動物を殺すのまでは容認できないと思います。まぁこれは私の感情であり、エゴであるわけですが、これくらいが丁度いい折衷案じゃないですかね?
殺すのはあかんけど、殺さないのもあかんのですから。
日本の捕鯨再開について
日本ではしばらくまともに捕鯨ができなかったわけですが、日本のクジラ文化はちゃんと再生するんですかね?
私もたまにクジラ肉を食べますが、スーパーに売っているクジラ肉は血生臭すぎて調理が大変です。この間はユッケにして食べましたが、かなり味を濃くしないと血の味がしんどいです。
たしか、買ったのはアイスランド産でした。捕鯨されてから時間が経ってるせいで、あんまりおいしくないんですかね?だからって、日本で研究目的として水揚げされたクジラはすぐに血抜きができないから、それはそれで臭みが強いと聞きました。
いやー日本の商業捕鯨再開で獲れた、新鮮でちゃんと処理がされたクジラ肉、期待が高まりますねー。
日本の外交の変化
日本の捕鯨界隈は最近まで頭がおかしい国々に強く嫌と言えず、ずるずると約30年も耐え続けてきました。日本は本当に外交が下手なので、同じような状況に陥っている事例ってこれ以外にもいっぱいあるんじゃないかと思います。
ただ最近は、他の国全てにいい顔をしようとしていた外交が少しずつ変わっていっている感じがしますよね。
なんか、引きこもっていた人間がやっと社会に慣れてきたみたいな、周りにおどおどしながら生きていた人がやっと尊厳のある人間になったみたいな、私はそんな感覚を受けますw
まとめ
- 日本はめっちゃ昔からクジラを食べてきた
- アメリカがクジラの命をめっちゃ粗末にしてた
- 日本は近代になってから反捕鯨国にめっちゃ振り回された
- 最近日本の外交がいい感じな気がする
- やっとまともなクジラ肉が食えそう。ハッピー
って感じです。まぁ、表面的に読んだ場合は。
今回、実はホットな内容だから扱った訳ではなく、これまでの記事の総集編として、前々からこの記事を書くことを決めていました。
こじらでした
じゃ
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