IPv6に切り替えてインターネット回線の混雑を回避した話~IPv6の仕組み~

その他

どうもこじらです。

最近、回線速度が遅くて遅くて悩んでいました。

タイミング的には外出自粛期間が始まってからですかね。

まぁ、近隣の人たちがお家でYoutubeみながら4Kの動画をダウンロードしつつ配信しながらゲームをやってるんでしょう。(器用すぎる)

 

特に19~22時くらいの時間帯に回線が混雑して、酷いときでは1Mbpsくらいまで落ちていました。

 

「流石にこれはしんどすぎる」と思い、IPv4からIPv6に切り替えてみた訳です。

そしたら予想以上に改善されたので、切り替えるメリットを話していこうと思います。

 

(2020/06/21追記:IPv6に変えたことによるデメリットのようなものが見つかりました。記事へのリンクは「関連記事」欄にあります。

IPv6とは?

そもそもIPv6とは。

IPv6(アイピーヴィ6)は、Internet Protocol Version 6の略です。

インターネット通信をするときの決め事のバージョン6。

 

このIPv6が生まれた理由は、現在主流のIPv4のIPアドレスの枯渇が懸念されるようになってきたことから始まります。

そもそもIPアドレスとは?

IPアドレスというのは「通信しようとしてるものが何者か」を表すものです。

大きく、グローバルIPアドレスと、プライベートIPアドレスに分かれます。

このグローバルIPアドレスというのは重複してはいけません。

 

友達に「田中くん」が2人いて、「どうも田中くんです。」ってメールが来たら、

「うーん、どっちだろう?🤔」ってなっちゃいますよね。

そんな感じです。

 

そのIPアドレスをIPv4という取り決めに従って割り振ったら、

「やべwインターネット使う人思ったより多いわww全然足りねぇww」ってなって、IPv6という規格が作られました。

 

IPv4、IPv6を少し深掘り

それぞれの規格でどれくらいの量のIPアドレスを作ることができるのかを少し話します。

読み飛ばしてもらっても構いません。

IPv4

IPv4というのは、「192.168.1.1」のように表記し、0~255までの値を4桁で表記します。

この表記は見たことある人が多いと思います。

 

「255までって中途半端じゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、これは今のコンピュータが0と1(信号を送るか送らないか)で通信を行っていることに由来しています。

IPv4は、0と1の2パターンの信号を8個、その塊を4つ送って「通信しようとしてるものが何者か」を判別する仕組みです。

 

0と1の2パターンの信号を8個、つまり2の8乗で256通りでひとつの塊になります。

そして、それが4つなので、256の4乗で約43億個のIPアドレスを作ることができます。

 

43億個もありますが、世界の人口は77億人もいますし、1人1つっていう訳でもないですからねぇ。

しかも、フル桁すべてを自由に使える訳でもないです。

 

IPv6

IPv6の場合は、「e497:5e2e:5a0b:4ae5:6a38:74da:9ed1:ef54」のように、0~9,a~fを4つくっつけた塊を8個並べて表現します。

こっちはあまり見慣れませんね。(まぁこの例は適当に羅列しただけですし。)

 

  • 0~9,a~fで16通り
  • それを4つくっつける
  • それを8個並べる

なので16^4^8で約340澗(かん)通り表現できます。

いやw澗とか知らない単位出すなやってなw

 

言っても分かりにくいですが、10億の4乗のパターンを表現できます。

ほぼ無限です。

 

IPv6で回線が速くなる理由

IPv6で回線が速くなる理由は、IPアドレスの桁数が増えたこととはほぼ関係がなく、インターネットに接続するまでのルートが、一般的なプロトコルであるIPv4と異なるという点にあります。

IPv4ではPPPoEという接続方式を使ってインターネットにアクセスしますが、IPv6の場合はIPoEという接続方式も使うことができます。

IPoEを使うと、混雑時にボトルネックとなっていた部分を通ることなくインターネットにアクセスすることができ、回線速度が上がることがある訳です。

 

ここを深堀りしてもあまり面白くならなそうなので、分かりやすく説明している外部のページを貼っておきます。

IPv6について通信の仕組みやIPv4との違いからやさしく解説
光回線を使っていても、時間帯によっては通信速度が遅くなってしまい、快適に使えないという経験をしたことがある人も多いでしょう。 そんな通信速度の遅れを解消してくれるのが、「IPv6(あいぴーぶいろく)」

 

ちなみに、IPv6対応のサーバにアクセスするときはシンプルに速いらしいです。

私には理屈がいまいち分かりませんが……。

 

Softbank光でIPoE接続する方法

最低限必要なのは、

  • ソフトバンク光のプロバイダ契約
  • 光BBユニットのレンタル
  • IPv6 IPoE + IPv4の申し込み

の3つです。

あとは行動力。

 

私はプロバイダ契約だけした状態からのスタートでした。

現環境の確認

↓まずは今の環境がIPv4なのか、IPv6なのかを調べます。

301 Moved Permanently

WindowsのPCからの場合は、「ネットワークと共有センター」から「イーサネット」を開いても確認することができます。

 

私の場合は見事IPv4だったので、次の手順に進みます。

 

光BBユニット

Softbank光の場合、光BBユニットがないとIPv6が使えないみたいなんですよね。

まぁ月額467円で高くはないのでしょうがなく申し込み。

4日後に届きました。

 

マニュアルに沿ってセッティングします。

元々、ONUと無線LANルータはあるので、その間に光BBユニットを挟みました。

 

光BBユニットからもWi-Fiは飛ばせるみたいですが、「WiFiマルチパック」という月額990円のオプションを付けないといけないみたいです。

しかも電波が弱いらしいので、無線LANルータは現役のままになりました。

「WiFiマルチパック」は他にも特典があるようですが、990円は流石に高いと思います。

この情弱に付け込もうとする感じが通信事業者って感じですね。彼らは「めんどくさい」「分からない」に付け込んできます。(ただの偏見)

 

光BBユニットはルータとしての役割を持つので、無線LANルータはブリッジモードに切り替え、光BBユニットに従属してもらいます。

ちなみにBuffaloの場合、ブリッジモードに切り替えるスイッチは無線LANルータの背面にあります。

 

IPv6 IPoE + IPv4の申し込み

セッティングが終わった段階で「IPv6 IPoE + IPv4」の申し込みをしました。

認証選択 | ソフトバンク

 

ログインし、「接続方式変更を申し込む」にチェックを入れ、オプションは無視して「確認する」を押下します。

 

申請から4時間後ぐらいにもう一度環境を確認してみたら、勝手にIPv6に切り替わっていました。

ヤッタゼ

 

回線速度

(有線接続で測定)

ん?なんだこれ?どうなってんだ?速すぎない?

 

通常時はむしろ遅くなると思ってたんですけどね。

 

速度検証してるサーバがIPv6なんですかね?

いや、にしてもでしょw

 

混雑する時間帯でも回線速度はほとんど遅くなりませんでした。

とりあえず、何か分からんけど混雑回避はできましたとw

 

今回はこんな感じで。

 

こじらでした

じゃ

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