どうもこじらです。
世の中には要領が良い人と悪い人がいます。
この要領の良さには自頭の良さも関係している部分が少なからずありますが、
自頭の良さ=要領の良さではないです。
私は、どんな人でも思考のプロセスを見直すだけで要領が良い人間になれると思っています。
ということで今回は、「勉強」という観点から「要領の良さ」について話してみます。
自頭の良さは学習のプロセスに影響しない
まず前提の話になりますが、「自頭が良くても悪くても学習のプロセスが変わることはない。」ということを念頭に置いておいて欲しいので、この辺を説明させてください。
ここに1万円のスマホと10万円のスマホがあります。
10万円のスマホは1万円のスマホよりスペックが高いです。
あなたは「あーLINEしたいなー」と考えました。
この場合、LINEをインストールすればLINEが使えるようになります。
1万円のスマホでも10万円のスマホでも、インストールすれば同様にLINEが使えるようになります。
人間においてもこのスマホの例と同じことが言えます。
人間も何かの知識や技術を習得するには、「勉強」という名のインストールが必要です。
1万円のスマホと10万円のスマホのインストール方法(インストール中に実行される処理の手順)が同じように、自頭が良くても悪くても学習のプロセス自体は同じなんです。
しかし、人間の場合は、これまでの人生経験や性格によって学習のプロセスについての捉え方が人それぞれ大きく異なるんです。
この辺はこの後深堀りします。
まぁつまり、スマホのインストール方法が同じであるように、人間の学習のプロセスにもある程度正解があって、その学習のプロセスを見直せば、物事を要領良く学ぶことができるという話です。
要領が良い人と悪い人の違い
「要領が良い人と悪い人は何が違うのか。」
これを考えることによって、自分の学習プロセスの問題点を洗い出せると思います。
具体的な違い
要領が良い人と悪い人の決定的な違いは以下2点であると私は思っています。
- 本質を捉えようとしているか
- 習得のタイミングについて正しく理解しているか
1.本質を捉えようとしているか
要領が良い人は無駄なことは極力しません。
必要な知識をとことん追求し、無駄な知識は無視します。
理由は、脳のリソースは限られているからです。
「この人要領良いなぁ」と思える人も実際に自頭が良いとは限らず、ただ純粋に脳のリソースの使い方がうまいだけかもしれません。
さっきの例を引っ張りますが、
1万円のスマホと10万円のスマホもインストールの所要時間は、言うて大差ないですよね。
理由は1万円の低スペックなスマホだからと言って、インストール時に無駄な手順を挟んでいる訳ではなく、リソースの使い方は10万円のスマホと同じだからです。
じゃあ実際に人間が勉強(インストール)するときに何を意識すれば無駄な手順を挟まずに済むか。
そう、ここで登場するのが「本質」です。
本質を捉えて、本質を理解するのに必要なものだけ勉強すればいいんです。
私は、勉強が苦手な人は、字面で捉えがちなんじゃないかと思います。
字には意味を含んでいます。そして、伝える側が伝えたい「意味」はその字には直接的には含まれていません。
理由は、その字に対するあなたの解釈と伝える側の解釈が違かったり、伝える側がうまく表現できていなかったりするからです。
…まぁこの辺は一旦無視してもらっても結構です。
何が言いたいかというと、教科書やネットの記事等の教材から本質を捉えて効率よく学ぶには、
「伝える側が何を伝えたいのか?」「字(言葉)に込められた本当の意味は何なのか?」を考えることが重要だということです。
そうすることによって、
「これは今絶対覚えておかないといけないんだ!」
「これはあんまり大事そうじゃないから今は覚えなくて良いかなー」
と情報の取捨選択と順位付けを行うことができ、要領よく学習することができます。
そして、本質を捉えて勉強できるようになると勉強の楽しさが分かるという副産物的なメリットもあります。
その状態に持っていければ勝ちです。
あとは流れに身を任せて勉強していれば勝手に知識モンスターが完成しますw
2.習得のタイミングについて正しく理解しているか
要領が悪い人は、知識の習得タイミングを本質的に理解していない人が多いと思います。
要領が悪い人の認識はこんな感じです。
「情報を取り込んだらOK!」みたいな。
その点、要領が良い人の場合はこんな感じです。
情報を収集したら、それを自分の言葉に置き換えて解釈しアウトプットします。
この中で一番重要なのがアウトプットです。
アウトプットの癖がついている人なら分かるかと思いますが、知識はアウトプットして初めて理解できます。
極論、知識を理解するタイミングは以下の3つだけと思ってもらって結構です。
- アウトプットするための準備の段階
- アウトプットして相手に話している段階
- 相手に話してみてフィードバックを貰った段階
これより前の段階では分かった気になっているだけで何も分かっていません。
「いやいや!そんなことしてる暇ないから!」と言う人もいるかもしれませんが、ここは時間をかけるべきポイントです。
暗記は基本的にコスパ最低です。
頭に定着しづらいですし、関連付けが浅いので、その後に学ぶことも定着しづらくなります。
…まぁ実際に要領が良い人がどう考えているかは脳をホジホジしてみないと分かりませんが、知識の習得のタイミングをこう解釈しておくことによって、価値のある知識を効率よく習得することができます。
学習方法の正解は人によって異なる
一つ誤解しないで欲しいのは、学習のプロセスや習得のタイミングに正解はあっても、学習方法には正解がないということです。
人が何かを勉強する場合、これまで培った知識をベースとして知識を取り込みます。
「英語を話せるようになりたい!」と考えた場合、
英語が苦手な人、英単語をめっちゃ知っている人、英文法だけよく理解している人の3者では、英語が話せるようになるまでの学習方法が大きく異なるかと思います。
そして、この例だと得意分野と不得意分野が明示的になっていますが、実際の自分のスキルや他の人のスキルはあやふやなになっていてよく分かりません。
まぁつまり、他の人が「こう勉強するといいよ!」と勉強方法を提示していてもそれがあなたにも当てはまるとは限りません。
てか、当てはまらない可能性の方が高いので、学習方法については色んな選択肢を洗い出した上で、自分の直感を信じた方が良いと思います。
まとめ
という感じで、「要領良く物事をこなせるようになりたい!!」と思う人は、以下2つのチェックポイントを頭の中においておくと良いと思います。
- 本質を捉えようとしているか
- 習得のタイミングについて正しく理解しているか
と、地頭う○ちの効率厨人間による話でしたw
こじらでした
じゃ