どうもこじらです。
目がかゆいです。鼻もかゆいです。時期的にスギ花粉が原因だと思います。
本当にしんどいので、気持ちを記事にぶつけていきます。😡
花粉症の人の割合
花粉症の人って多いですよね。
都内だと花粉症じゃない人の方が珍しいくらい多く感じます。
ということで、まずは花粉症の人の割合を調べてみました。
環境省のデータ
※グラフは環境省の「花粉症環境保健マニュアル」から抜粋。
平成20年時点でスギ花粉症の人の割合は26.5%。平成10年時点から約10%増えているようです。
現在では、花粉症の人の割合はもっと増えていると予測できますね。
直近のデータ
政府のデータと比べると信憑性が低そうなデータも漁ってみました。
色んなデータを鑑みるに、直近のスギ花粉症有病率は
- 日本全体…約40%
- 都内…50%ちょい
っぽいです。
やっぱり多いですね。日本人の約半数の人が持っている病気って考えるとなかなかにヤバいと思います。
都内で花粉症の人が多い理由
「都内では花粉症の人の割合が高い」というのは漁ったデータから事実であると分かりました。
「じゃあなんで東京は花粉が多いの?」という疑問が湧きますよね。
この原因として最も有力なものが「アジュバント効果」。
アジュバント効果とは
アジュバント効果とは大気中の汚染物質とアレルゲンが合体することによってアレルギー症状が酷くなる現象のことを言います。
「空気が汚いとアレルギーが酷くなる」
それがアジュバント効果と覚えておけばOKです。
「東京は空気が汚いから花粉症の人が多い」
確かに納得できます。
原因の整理
日本での花粉症の人の割合や、地域によって差が出る理由はよく分かりました。
そこで今度は「花粉症対策ができていない理由」について気になり調べてみました。
対策簡単そうじゃね?
対策自体はすごく簡単そうに思えてしまいます。
花粉症の根本原因は花粉だな🤔
じゃあその花粉の発生源を経つことが花粉症対策になるな🤔
じゃあスギの木を切ればいいな🤔
と、花粉症の対策方法はすごくシンプルかつ明快です。
それなのに、対策が全然進んでいません。
理由を知るには日本の林業の知識をインストールする必要がありそうです。
スギの木がたくさん植えられた経緯
スギの木は政府が行った「拡大造林政策」という政策により大量に植えられました。
- 戦後復旧で建物の立て直しが必至だった
- 燃料として木炭・薪が主流だった
- 戦争中の乱伐で森林が荒廃していた
- 成長が早く経済的価値の高い針葉樹が適していた
- 政府はこれからもずっと需要が高いと予想していた
これらの理由により、「拡大造林政策」でスギの木が大量に植えられたようです。
時代の変化と木材の需要
しかし、政府の予測は大きく外れました。
時代が変化するにつれ日本の木材の需要は下がっていきました。
- 燃料の主流が電気・ガス・石油になった
- 取り回しが良く安価な外国産の木材が重宝された
- 日本の林業が衰退し活気が下がっていった
これらが需要が下がっていった理由です。
加えて
- 災害対策
- 地球温暖化対策
などの言い訳のような理由も見つかりました。
林業の現状
私は「日本の木材は価格が高いから日本の林業は弱い」と思っていましたが、それは間違いのようです。
なんなら外国産の木材の需要が高くなりすぎて、日本の木材はむしろ安い傾向にあるとまで言っている記事もありました。
日本の林業が弱い理由のほとんどは「林業に活気がないから」に集約されるんですが、詳細に羅列すると
- 流通量が少ない
- 質が不安定(加工の精度が低い、放置されて使い物にならない等)
- 納期が遅い
- マーケティングが下手
- 従事者が少ない
- 高齢化している
- 補助金漬けでやる気が出せるような環境じゃない
こんな感じです。
まぁほぼ市場原理が働いていないんでしょうね。
経営技術がある優秀な人が補助金に注目して林業に手を出してくれれば、簡単にパイオニアが生まれて改革されそうな気がするんですけど、それが出来ない何かしらの理由もあるんですかね?
花粉適齢期と収穫期
スギの木の収穫に最も適した時期は植栽後30~40年らしいです。それに対し花粉適齢期は植栽後50年程度。
つまり、最も品質と効率が良い収穫時期と、最も花粉を飛散させる時期には開きがあって、その間の期間に収穫するようにできれば、ここまで花粉症被害は大きくはならないと言えます。
公害の定義と花粉症
「花粉は公害だ!!」と単に言っても、ただ注目を集めたいだけの人みたいになってしまうので、公害の定義をはっきりさせた上で発言したいと思いますw
総務省の公害の定義
総務省にしっかりとした公害の定義が載っていました。
「公害」は、環境基本法により、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる(1)大気の汚染、(2)水質の汚濁、(3)土壌の汚染、(4)騒音、(5)振動、(6)地盤の沈下及び(7)悪臭によって、人の健康又は生活環境に係る被害が生ずること、と定義されており、この(1)から(7)までの7種類は”典型7公害”と呼ばれています。
どうみても公害だw
花粉症というのは、花粉飛散による大気の汚染により人の健康に被害が生じています。
総務省の定義の「(1)大気の汚染」にバッチリ該当しています。
いやもうwじゃあ公害じゃんww
自然のものだからって軽視しすぎじゃない?
これだけたくさんの人が健康被害を訴えていて、対処するための薬のCMまでやっているような状況なのに、根本的原因を全力で解決しようとしない今の世の中の風潮がおかしいと思います。
花粉は自然の物質で、工場から排出されるスモッグに比べたらマシに思えるかもしれません。
しかし、健康被害が出てることに変わりはないんですよね。
まとめ
花粉症は政府の公害の定義により公害であることが分かりました。
日本政府の政策が根本原因だということも分かりました。
しかし、花粉症の人は被害者ではありますが、日本国民である以上加害者でもあるということを認識しておく必要があると思います。
時代は違えど日本政府の失態は日本国民の責任です。(まぁ、この場合は責任問題に持っていこうとすること自体が間違っている気はしますが。)
そのため、私たちは「花粉は公害である」と認識し、この問題に向き合う必要があると思います。
いやーにしても花粉症辛い。
電車乗ってる時が特に症状が酷くなるんですけど、これって何なんですかね?みんな山に住んでるんですかね?w
まぁいいやw
今回は浅い知識だけであーだこーだ言ってるので、間違いがあったら指摘してもらえるとうれしいです。
こじらでした
じゃ
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