どうもこじらです。
ここ最近「なぜそれまで調子が良くて、なぜ今は調子が悪いのか」を論理的に理解できるようになってきて、少しずつ調子が上がってきました。今回は、そのうちの要因の一つである「尺骨(もしくは橈骨)を意識したダーツプレイ」の話をしていきたいと思います。
橈骨と尺骨
このブログではお馴染みである橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)。ちなみに今回で3度目の登場ですw
一応過去登場回のリンクをぺたぺたしておきます。
→【ダーツ】腕の角度(捻り具合)ってすごい大事なんじゃね?って話
→5ポイント理論から4スタンス理論を学ぶ
橈骨と尺骨は前腕を形成する2本の骨の名前です。
人は指先が器用で手を酷使する生き物なので、腕の仕組みを理解することによる恩恵はとても大きいです。
4スタンス理論における橈骨と尺骨
あ、今回は4スタンス理論をある程度理解している前提で話を進めます。そんな理論知らないって人のために、またリンクぺたぺたしておきますw
→え!?ダーツやってるのに4スタンス理論知らないってマジ!?
→【4スタンス理論】それぞれのタイプの特徴と判別方法
腕を捻る動作というのは、尺骨と橈骨の両方が動いて実現する訳ではありません。
橈骨を軸として尺骨を動かす人と、尺骨を軸として橈骨を動かす人の2パターンがいます。
そして、4スタンス理論の分類によって、それが1・2(内側重心・外側重心)と結びつく訳です。
- 橈骨を軸として尺骨を動かす人:1タイプ
- 尺骨を軸として橈骨を動かす人:2タイプ
余談ですが、この原理は足にも適用されます。橈骨と尺骨がそれぞれ脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)に対応します。
分かりやすい例
この原理を踏まえると、鍵を開ける動作は内側重心か外側重心かで差が生まれることが分かります。
鍵を持って試してみてください。(今回は近くにあった扇子でやります。)
なるべく鍵の軸がブレないきれいな回転を意識してください。
そしたら、鍵を持ったまま手を止めます。
鍵が橈骨の延長に合ったら1(内側重心)、尺骨の延長に合ったら2(外側重心)ということが分かります。
この診断はタイプがわかるだけでなく、軸を意識することが動作の安定につながる証明でもあると思います。
ダーツに応用する
ユーミング時、もしくはテイクバック時に1(内側重心)の人は橈骨を、2(外側重心)の人は尺骨にダーツを乗せるイメージを持つと、再現性が上がります。
2(外側重心)の人は薬指が親指と人差し指から少し離れている影響で、「尺骨の上にダーツを乗せる」というよりは「(上から見て)尺骨とダーツと的が一直線上になるようにする」というイメージの方が的確かもしれません。
この意識がそのまま上達に繋がる人もいるかもしれませんが、私の場合は「狙った場所から逸れたときに逸れた理由が分かるようになった」という感じでしたね。
まぁ、調子が悪いときに何が悪いかを具体的に理解することは重要だと思います。
不調な時は自分の今の状況を理屈で理解し、ワンランク上に進むチャンスですからね。
今回は少し短めですがこの辺で。
不調を抜け出すきっかけや、自分のことをよく知るきっかけになってくれたら嬉しいです。
こじらでした
じゃ
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