どうもこじらです。
今回はギターにおける4スタンス理論の導入としての記事です。
4スタンス理論とは
「4スタンス理論についてまだよく知らない。」という人のためにざっくりと説明します。
4スタンス理論とは、人の身体の動かし方を4つに分類した廣戸聡一さんが提唱している理論です。
- A1タイプ…つま先内側重心。クロスタイプ。基点となる指は人差し指
- A2タイプ…つま先外側重心。パラレルタイプ。基点となる指は薬指
- B1タイプ…かかと内側重心。パラレルタイプ。基点となる指は人差し指
- B2タイプ…かかと外側重心。クロスタイプ。基点となる指は薬指
詳しくは過去記事を参考にしてもらえればと思います。
4スタンス理論の概要
診断方法
しっかりと学びたい人向け
公式本はこちら
→4スタンス理論バイブル-廣戸聡一
これにギターを紐づけていきます。
まぁ具体的な話は次の記事で書くつもりです。今回はギターにおける4スタンス理論を考えるきっかけの話をしていきます。
ギターにおける4スタンス理論は普及していない
ギターにおける4スタンス理論は普及しているようで全然普及していません。
そう、廣戸聡一さんが
- 音楽にも4スタンス理論は強く影響している
- スタンスによってリズム感覚が違う
- エリック・クラプトンはB1タイプだ!
と、匂わすだけ匂わせて深くは言及していないからですw
ゴールド・ロジャーの「探してみろ この世のすべてをそこに置いてきた」と同じ感じですw
ヒントも少なく記事でまとめている人も少ないのが現状です。(雑誌の特集とかではよく取り上げられていたりするのかな?)
4スタンス理論をしっかり理解した上で、ギターの知識も必要だから手を出せる人の絶対数が少ないんですよね。
ギターにおける4スタンス理論を考えるようになったきっかけ
「ギターを弾く」という動作は、感覚による部分が多く、4スタンス理論のスタンスごとの差が表れやすい動作です。
私の場合、
すぐに手に馴染んだギターテクニック
と
なかなか手に馴染まなかったギターテクニック
が通説と大きく異なっていたことによりこれを実感し、ギターにおける4スタンス理論を深く考えるきっかけになりました。
定説「初心者はまずはコード弾き」
「初心者はまずコード弾きから始める」
これはギターにおける常套句だと思います。私がギターを始めたときも言われました。
私は「なんでわざわざ難しいコード弾きから始めるんだろう?初心者はまず楽しみ方を知るべきじゃないか?」と、コード弾きから始める風潮に疑問を持っていました。
普通に考えたら、複数の弦を同時に押さえるよりも、一本の弦を押さえるほうが簡単に決まっていますし。
私のギターはアルペジオからスタートした
私は高校生のときにギターを始めました。
そしてすぐに「初心者はまずコードから始める」という悪魔のワードを聞かされました。
ギターの知識も4スタンス理論も知らない私は、当然その通説を信じ練習しました。
「ギターってこんな難しいんだ…コード押さえられない…セーハ無理……。」
すぐ挫折しましたw
正直Fコード前で挫折していたと思います。
ただ、そんなド初心者状態でも単音弾きに関しては割と高いレベルで出来ていたように思えます。
時は流れ私は大学生になりました。そこで私の第二次ギターブームが始まります。
この頃に「アルペジオはコードがすぐに押さえられなくても成立する」という画期的なことに気付きましたw
これがギターの楽しさを知るきっかけであり、私のギターライフはここからスタートしました。
通説は何故生まれた?
私にとってはコード弾きというのはギターにおける難関テクニックです。
じゃあなぜ初心者にコード弾きをやらせるのか。最初はすごく疑問でした。
ただ、ギターに触れ、色々な人と関わるに連れて
「コード弾きが簡単と感じる人もいるからなんじゃないか?」
と思うようになりました。
気付くのが遅いですねw
そしてそれを確信へと導いたのが「4スタンス理論」という訳です。
Aタイプは単音、Bタイプはコード
Aタイプの人は指先、Bタイプの人は手のひら側に意識の重点を置くため、
Aタイプは単音弾き、Bタイプはコード弾きが得意というのは理論通りです。
ただ、「ネックを握り込むか握り込まないか」に関してはそこまで差は出ないと思っています。
クラシックスタイル、ロックスタイルどっちが押さえやすいかという話です。
握り込んだ方が押さえやすいコードは握り込んだ方が押さえやすいですし、握り込まない方が押さえやすいコードは握り込まない方が押さえやすいです。普通にw
「どっちに違和感がないか」を正確に測ることができれば差を証明できるかもしれませんが、労力が無駄すぎるので誰もそんな検証はしないでしょうw
意識するべきなのは初心者だけ?
意識や感覚の違いによって得手不得手が発生しますが、ギターにおける4スタンス理論を意識するべきなのは初心者だけだと私は思います。
初心者が「自分はAタイプだからコードに拘らずに練習しよう」と4スタンス理論に合った練習方法を考えることは成長に繋がると思います。
しかし、ある程度経験を積んで身体がギターに慣れている人の場合は、4スタンス理論の知識が上達に繋がることはほぼないんじゃないかなと思います。
「ギターを弾く」という行為に、明確な「形(かた)」は存在しません。
基本的には違和感がない動きをしようとするものですし、偏った練習方法をしない限りは、自然と自分の身体に合ったスタイルになっていきます。
「自分の身体に合ったプレイスタイルが自分が好きな音楽のジャンルと合ってたら労力少なくてラッキー」くらいに思っておいてください。
出来るかどうかの違いは発生しない
スタンスによって「出来るかどうか」ほどの違いは発生しません。あるのは「感覚に合いやすいか」の違いだけです。
これだけは誤解してはいけません。
「どのテクニックだって練習すれば出来るようになる」と認識しておくべきです。
まとめ
今回は導入記事として、主にギターにおける4スタンス理論を考えるようになったきっかけを話させていただきました。
次回は具体的にどのような違いがあるのかをメインに話していきたいと思います。
こじらでした
じゃ
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