どうもこじらです。
一週間近く記事更新せず、4スタンス理論を学び直していました。
今回は4スタンス理論の用語を正しく使いつつ「5ポイント理論の概要」について話していけたらと思います。
次の記事はこちら(正直こっちのほうが面白い)
→5ポイント理論を分かりやすく説明します~4スタンス理論を本格的に理解しよう~
5ポイント理論の位置付け
「4スタンス理論」は聞いたことあるけど「5ポイント理論」は聞いたことがないって人は多いと思います。
5ポイント理論というのはレッシュ理論のうちの一つで、4スタンス理論のベースとなる理論です。
まずは、5ポイント理論を相違なく理解するため、理論の目的を鮮明にさせたいと思います。
4スタンス理論の目的
この理論におけるキーワードは「確実」と「安全」です。
例として、重い段ボール箱を持ち上げる動作を見てみましょう。
その動作をする上では、重い段ボール箱を確実に持ち上げられること(=確実)、身体を壊さずに持ち上げられること(=安全)が、理論における目的です。
筋肉をフルに使えば、ある程度誰でも段ボール箱を持ち上げられるかもしれませんが、それを繰り返し行った場合はどうでしょうか。
非効率かつ自分の身体に合わない動作は、すぐに疲労する上に、身体を壊しやすいです。
「確実かつ安全な身体の使い方を学ぶことによって、安定した動作を実現させる」というのが4スタンス理論の目的です。
4スタンス理論には「スポーツが上達しやすい」という利点がありますが、あくまで副産物的なものだと思っておくと認識を誤らないんじゃないかと思います。
全体定理と個体定理
5ポイント理論を学ぶ前にこの「全体定理」と「個体定理」の考え方を知る必要があります。
人の身体の動かし方には個性があります。個性があっても当然共通する部分もあります。
この個性の部分が「個体定理」、共通する部分が「全体定理」です。
4スタンス理論は「個体定理」を体系化したものですが、5ポイント理論の範囲は「個体定理」と「全体定理」両方です。
5ポイント理論とは
本題です。
5ポイント理論をめちゃくちゃざっくり言うと、「身体の軸を支える起点となるポイントは5ポイントある」という理論です。
そのポイントは、
- 首付け根(P1)
- みぞおち(P2)
- 股関節(P3)
- 膝(P4)
- 足裏(P5)
です。これは誰にでも当てはまる全体定理です。
ポイントの位置は人それぞれ違うため、全体定理として考える場合は面で立体的に捉えることが重要です。
流石にここまで具体的にイメージする必要はないと思います。はい
実際はこの5ポイントの他に、補助または代用となるポイント(肩P1’、肘P2’、膝P3’)と、P0が存在します。
繁雑になるので今回は触れません。
5/5垂直軸
この5ポイント全てを垂直に配置させた場合、最も身体が安定する「5/5垂直軸」が生まれます。
実際に軸を積み重ねるイメージで立ってみると、身体が安定することが分かります。(画像に倣って片足を上げる必要はありません。)
両足に均等に負荷をかけたほうが安定しそうなので直感に反するかもしれませんね。
3/5垂直軸
5/5垂直軸ほどの安定感はありませんが、5ポイントのうちの3ポイントで軸を形成している場合も身体が安定します。
この軸を「3/5垂直軸」と言います。
この軸の作られ方は人それぞれ違います。
4スタンス理論ではこの軸の形成のされ方でAタイプBタイプに分かれます。詳細は次の記事で。
動作軸
垂直軸は止まっている状態での軸ですが、運動をしているときにも軸は存在します。
その軸が「動作軸」だと思ってもらえればOKです。
「3/5動作軸」「5/5動作軸」など、扱い方は垂直軸とほぼ同じです。
軸シフト
実際に運動を行う場合は、軸をシフトさせながら身体の安定をはかっています。
歩く動作の場合は、
右足の5/5動作軸
→左右の3/5動作軸
→左足の5/5動作軸
と、軸をシフトさせることによって安定した動作が実現されます。
体幹主導(コア・インパクト)
垂直軸、動作軸を起点として運動を行うと、全身を連動させたパフォーマンスの良い運動が実現されます。
本では「体幹の中心で捉える」といった表現方法をとっています。
このことを体幹主導(コア・インパクト)と呼びます。
まぁ、体幹主導の考え方が日常生活で活きる場面は少ないと思います。
用語は覚えなくてもいいかもしれませんが、この考え方を持っておくことは重要です。
続きは次回で
と、本来はここで4スタンス理論の話に移ろうかと思ってました。
でも長くなるのでやっぱ記事を分けます。記事の文字数が多くなりがちなので、改革の一環です。
次回は一番面白い部分の「3/5垂直軸は人によって異なる」という話から4スタンス理論の内容を展開していきます。
じゃあ次回、「5ポイント理論から4スタンス理論を学ぶ」で会いましょう。
こじらでした
じゃ
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