どうもこじらです。
最近ゴリゴリにレッシュ4スタンス理論を勉強しています。廣戸聡一さんの本を買って学び、人の身体の動かし方ばかりみています(なんか変態っぽいな🤔)。
今回は4スタンス理論としてはかなりオーソドックスな内容を書いていきます。
あ、この理論を学ぶメリット等については前回記事で書いています。ダーツ記事ですがダーツの話は後半だけです。
→え!?ダーツやってるのに4スタンス理論知らないってマジ!?
ちゃんと学びたい人はこっち
→5ポイント理論を学んで4スタンス理論を正しく理解しよう
正確に知りたい人はこっち(外部リンク)
→4スタンス理論バイブル
それぞれのタイプの特徴
4スタンス理論はA・Bによる違いと1・2による違いにより4タイプに分けられます。
A・Bの分類
まずはA・Bの違いについてです。
A・Bの違いは身体前後の重心感覚の違いです。
Aはつま先側の前重心、Bはかかと側の後ろ重心です。
物を持つとき、Aは指先でもち、Bは手のひらで持ちます。そのため、Aのことを指先タイプ、Bのことを手のひらタイプと呼ぶこともあるようです。
カードを持ってみてください。
指先で持って違和感がないならA、手のひらで持って違和感がないならBの可能性が高いです。
ペンの持ち方も同様。指先側で持つ人はA、手のひら側で持つ人はBの可能性が高いです。
小学校の時の教科書に書いてあったのは絶対にB。
ペットボトルの飲み方
Aタイプはペットボトル自体を傾けて飲みます。それに対してBタイプは首と肘を動かして飲みます。
「Aの飲み方をしたらAタイプだけど、Bタイプの飲み方をしたらBタイプの可能性が高い」みたいに思っておいた方がいい気がします。
量が少なかったり、容器の形状に問題があったりする場合、理想の動作ができない可能性があるので。
Aの特徴
- 立ったときにつま先寄りの前重心が安定する
- 指先側で物を持つと違和感がない
- 手を振るときは肘を起点として振る
- エスカレーターは降りたときが不安定
- みぞおち、膝、足底の3つを軸にして身体を安定させる
- パソコンのタイピングは第二関節を起点として叩く
Bの特徴
- 立ったときにかかと寄りの後ろ重心が安定する
- 手のひら側で物を持つと違和感がない
- 手を振るときは肩を起点として腕全体を使って振る
- エスカレーターは乗ったときが不安定
- 首の付け根、股関節、足底の3つを軸にして身体を安定させる
- パソコンのタイピングは第三関節を起点として叩く
他の人のA・Bを見分けるのは割と簡単?
誰かの手をイメージして、左ならA、右ならBです。
雑ですが案外当たりますwポイントは第二関節の存在感です。ただ、本人に「君はAだよ」というように断言して教えるのは危険なのでやめておいてくださいね。
1・2の分類
1は内側重心、2は外側重心です。
肩を回す
両腕を横に伸ばして肘を曲げてください。
その状態から肩を回してみてください。
回しましたか?
右腕で見て、
反時計回りに回したら1タイプ、時計回りに回したら2タイプの可能性が高いです。
鍵を開ける動作
1・2の違いは鍵を開ける動作にも見られます。
とりあえず鍵を持ってみてください。(画像では分かりやすいように扇子を使っていますが気にしないでください。)
なるべく鍵の軸がブレないきれいな回転を意識して回してみてください。
そしたら、そのまま手を止めます。
腕に2本の線をイメージし、どっちの延長に鍵が来るかで1タイプ2タイプの判別ができます。
カップの持ち方
他にはカップの持ち方。
1タイプは人差し指を軸として持ちます。それに対し、2タイプは薬指を軸として持ちます。私はA2なので1の持ち方がなんかぎこちないですねw
※本書ではカップの取っ手の持ち方で説明していますが、1の持ち方がよく分からなかったのでこういう画像にしていますw
くぼみがあるペットボトルの持ち方
分かりやすいものを発見しました。
画像用で持ち方が歪ですが、私は2タイプなので中指と薬指でくぼみの部分を持ちます。1タイプの場合は人差し指と中指で持つ人が多いです。
こんな感じ。
……おめぇ、1タイプだな!!!(カミナリたくみ風に)
中の水は多めのほうがいいです。筋肉だけではキャパオーバーになりやすい状況を作り、身体の軸を使った運動をさせるのが目的です。
それによって(比較的)正確な診断が可能になると思います。
1・2は見分けが難しいので間違えたくない人は公式のページを見てください。
クロスタイプとパラレルタイプ
A1、B2に該当した人はクロスタイプ
A2、B1に該当した人はパラレルタイプです。
- クロスタイプは、身体を交差させて自分の軸を動かしながら動く動作感覚を持つ
- パラレルタイプは、回転するように身体の左右を入れ替えて動く動作感覚を持つ
らしいです。ほぼ廣戸さんの言葉を引用しています。
この2つの分類は運動の軸を身体の内面に作るか、外面に作るかで決まります。
運動を行うときの軸を、クロスタイプ(A1/B2)は身体の内面に置き、パラレルタイプ(A2/B1)は、体の外面に置きます。
詳細はこっちの記事に書いたので割愛します。
ノートの位置
私の周りの人ですごく分かりやすいと言う人が多いのがこの、書きやすい「ノートの位置」です。
パラレルタイプの人は正面に、クロスタイプの人は斜めにノートを置くと書きやすいらしいです。
斜めに置くと書きやすいとか学生時代は苦痛だったろうに。
クロスタイプの特徴
- 身体を捻る動作が発生するため、テニスラケットを振るような動作ではタメが必要
- 走るときに腕が内側にくる
- 手のひらのパワーラインが斜め(物は斜めが持ちやすい)
パラレルタイプの特徴
- 身体の軸を中心に身体を動かすため、テニスラケットを振るような動作でタメが不要
- 走るとき腕はまっすぐ振る
- 手のひらのパワーラインが真横(物は横に持つと持ちやすい)
パワーラインと言うのは力が入りやすい手のひらのラインです。棒を持つイメージで見てもらえれば分かりやすいと思います。
箸の持ち方
- A1…手首を内側に向けて箸を立てるようにし、指先側で長めに持つ。下の箸が動く
- A2…手首を反らし箸を横に寝かせるようにし、指先側で長めに持つ。上の箸が動く
- B1…手首を反らし箸を横に寝かせるようにし、手のひら側で短めに持つ。下の箸が動く
- B2…手首を内側に向けて箸を立てるようにし、手のひら側で短めに持つ。上の箸が動く
下の箸が動く!!!??……下の箸が動く!?
どういうことですか!?私からするとA2以外は理解できませんw
まぁ矯正されてA2みたいな持ち方にされた人が多いと思うので、あてにはならないんじゃないのかなというのが率直な感想です。
自分のタイプを調べる上での注意点
自然に~系は判別が難しい
「こうすると自然に○○できる」みたいな判別方法はちょっと難しいです。極力避けた方が良いと思います。
歩き方は割と参考にならない
自分にあった綺麗な歩き方ができる人は少ないです。
極端な人であれば当たる可能性は高いかもしれませんが、自分のタイプの判別に使うのはちょっと危険。
経験によりスタンスがゆがむことを認識する
全ての人が自分の身体にあった動かし方をしている訳ではありません。
例えば、怪我がきっかけで身体の動かし方に変な癖がついたとか。小学生の時に内股歩きをバカにされてガニ股で歩くようにしたとか。コーチから自分のスタンスに合わない指導を受けていたとか。
歪むきっかけは無限にあると思います。そのため、検証方法はよりたくさんの方法で試したほうが良いと思います。
信じ込むのはやめよう
検証結果を信じ込み、自分が他のタイプである可能性の一切を排除するのはやめましょう。
私が述べた内容が間違っている可能性、4スタンス理論自体に欠陥がある可能性だって、何だってあります。
4スタンス理論に限った話ではありませんが、何かを信じ込むのはすごく危険で、自分を失うことに繋がりやすいです。
「自分が得た情報から考えた結果、導かれた答えが現状の正解である」とでも思っておくと良いと思います。
まとめ
今回は4スタンス理論を学んで、面白いと感じたことや、分かりやすい判別方法等をまとめてみました。
判別方法は本やネットで学ぶだけでなく、色んな人を見て自分の目を養うことも重要だと思います。学習と実践のバランスは大事ですからね。
今後、ジャイロ操作の記事、ダーツプロの分類、ダーツにおける意識の仕方のまとめ記事などを4スタンス理論をベースとして書いていくつもりです。
こじらでした
じゃ
編集履歴
2020/02/09:くぼみがあるペットボトルを追加
2020/02/19:鍵を開ける動作を追加
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